泣きやむ魔法のスイッチ(生後3〜4ヶ月まで)
「赤ちゃんがピタリ泣きやむ魔法のスイッチ」ハーヴェイ・カープ博士著 講談社2003 |
生後3〜4ヶ月までの赤ちゃんに効く5つのスイッチを紹介
赤ちゃんの泣き虫度によって、1〜5つを様子を見ながら組み合わせていきます
大人の常識ではなく、すべて赤ちゃんの立場で必要な刺激が考えられていますから、初めて読んだ方は驚かれるでしょう。大人の常識は通用しないと思った方がよさそうです。 お腹が減っているときなど他に理由があるときは泣きやみませんのでご注意。
1)おくるみ
目的:両腕がバタバタしないよう押さえておくことによって、赤ちゃんが他の「スイッチ」に注意を向けられるように準備することです。自分でコントロールできない腕がバタバタしてしまうことが赤ちゃんを混乱させる一因のようです
おくるみのコツ ・赤ちゃんの腕をからだにそってまっすぐに伸ばしておく ・おくるみを折り返すたびに、きっちり引っぱってたくしこみ、ゆるませないこと
・おくるみがゆるんだりほどけたりしないように留めておくこと布でまくことがポイント。
足を伸ばした状態で強く巻き付けると股関節脱臼になりやすいので注意
おくるみの巻き方が具体的に知りたい方は火曜のお教室を前日までにご予約ください(500円)
2)横向き/うつぶせ
・あかちゃんが横向きに寝ているときは、少しでもうつぶせに近い方向へからだを傾けてあげましょう。
・赤ちゃんが空腹のときにほっぺに手が触れると吸せつ反射がおこり、混乱して余計にイライラしてしまいます。ミルク、母乳などをあげておきましょう
3)シーッ
・シーッという音(声)は9ヶ月聞き続けてきた子宮内の血流の音に似ています。泣き声に負けないような音量を出さないと赤ちゃんにしっかり伝わりません。落ち着いてきたら音量も下げて行きます。 赤ちゃんに伝わる音量を調整することがポイントです。
4)ゆらゆら
・いつもゆらゆらしていた子宮から一転、ゆれのない場所は、実は赤ちゃんにとっては調子がくるってしまうようです。泣き叫んでいるときは、小刻みに早く揺らしてあげ、大泣きがおさまってきたら、だんだんとやさしい揺らし方に変えて行くとよいようです。赤ちゃんの頭と首は軽く開き気味の両手で支えてあげて、赤ちゃんの頭が手の中でゼリーみたいに数センチの幅でプルプル揺れるような感じにしてあげてください。
(よくない一つの実例が上がってましたが、30センチ幅では大きすぎということです)
5)おしゃぶり
最後の仕上げです。泣きがおさまってきた赤ちゃんは何かをしゃぶることによって、一層落ち着いた状態に入って行きます。鎮静反射を促します。おしゃぶりがなければ、きれいに洗ったママの指でもよいでしょう。
さて、始めると同じくらい大事なのは、出口戦略(やめ方)です
やめやすいのはまず、おしゃぶり つぎにゆらゆら(3〜4ヶ月) おくるみ(4ヶ月を過ぎたら片腕を出してかるくくるむ。(3〜6ヶ月、子供によっては9ヶ月) そしてシーッ、が3〜12ヶ月くらいまで
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